こんにちは、navilisの徳山です。
前回は、内部専科という「ずるい道」を
選んだ経緯を書きました。
今回は、その合格の先にあった研修の話です。
私にとって、価値観が変わった半年間でした。
■ 全国から集まる、大卒の同期たち
専科研修は、埼玉県和光市にある
税務大学校で行われます。
期間は半年間。全国の国税局から、
国税専門官試験を経て入局した
職員が全員集まります。
ひとつだけ、私は場違いでした。
周りが全員3年目のとき、
私は8年目でした。
高卒で入局した私は、
大卒で入った同期より早く社会に出ています。
その分、年次が積み上がっていた。
内部専科の受験資格は
年齢で区切られているため、
大卒の同期より1年遅いタイミングでの
受験になりました。
理由はシンプルですが、
現場ではなかなかの異質感がありました。
■ 利己的な人間だった
研修が始まる前、私は自分のことを
「利己的な人間」だと思っていました。
今もそれは変わっていません。
自分が楽しいかどうか。
自分に得があるかどうか。
行動の基準は、だいたいそこにありました。
ただ、この研修で一つのことに気づきました。
自分が楽しいと思えることに、
人が喜んでくれることがある。
誰かの役に立てることが、
自分の楽しさの中に含まれている。
それに気づいたとき、
「利己的」という言葉の意味が
自分の中で少し変わりました。
利己的なまま、人の役に立てる。
そういう生き方があると知りました。
■ 仲良くなるために、勉強した
研修の中で、2人の友人ができました。
どちらも、その時点ですでに
評価されていた人たちでした。
前半・後半それぞれで
「学習委員」というリーダー的な役割を担い、
研修初日から勉強に本気で向き合っていた。
私はといえば、
「楽しめる範囲でやろう」
くらいのスタンスでした。
でも、彼らと仲良くなりたかった。
仲良くなるには、同じ土俵に立つ必要がある。
気づけば、私も勉強していました。
気が向いたからではなく、
彼らと一緒にいたかったから。
結果的に、あの半年間は
人生で一番勉強した時期になりました。
■ 私がいいところを、生かしてもらえた
2人はいい意味でまっすぐで、
一生懸命な人間でした。
勉強への姿勢は、正直尊敬していました。
ただ、仕事の要領となると話は別でした。
真正面からぶつかるより、
うまく立ち回る方が得意な私には、
8年分の現場感覚があった。
職場の空気の読み方、力の抜きどころ、
そういった部分では無駄に経験が長い私が
アドバイザーみたいな立ち位置に
なることもあった。
勉強は彼らに引っ張ってもらい、
要領の部分では私が役に立てる。
お互いにないものを
持ち寄れていたんだと思います。
研修を楽しく終えられたのは、
間違いなく2人のおかげです。
そして私も、自分のいいところを
生かしてもらえた半年間でした。
■ この経験が、今の仕事に直結している
「自分が楽しいと感じることが、
誰かの役に立つ」という感覚。
navilisで
経営支援の仕事をしているのも、
講師として登壇しているのも、
根っこにあるのはそこだと思っています。
自分のためなまま、人の役に立てる。
あの研修で見つけた答えが、
今も私の仕事の軸になっています。
次回は、専科研修のあとに続いた
財務省主税局への異動について書きます。
navilis 代表 徳山侑紀


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